地方都市から田舎へのUターン移住体験コラム|飯能に住もう!移住、起業の情報サイト|飯能Lチャンネル

地方都市から田舎へのUターン移住体験コラム

大学進学を機に地方都市へ移住。その後Uターンして田舎ライフを再スタート。現在は山に囲まれた丹波市と海の街いすみ市での二拠点生活をしながら、デジタルと自然の両方を楽しみながら生きています。Uターンをしてまで田舎での生活にこだわる私が、田舎生活のメリットデメリットを含めて紹介します。ぜひ参考にして移住のきっかけにしてください。

福岡の地方都市から兵庫の片田舎へUターン





私は兵庫県丹波市という人口6万人の町から、人口100万人の福岡県北九州市へ、大学進学を期に引っ越しました。
そして現在は地元丹波市へUターン。 私の住む丹波市は、山に囲まれ、田畑が一面に広がる「田舎」です。
そんな場所から同じ面積で人口が90万人も多い北九州市へ引っ越したのです。

地方都市への移住で気づいたのは人の多さ、お店の多さ、公共交通機関の多さです。
都市では当たり前のことが、田舎で18年暮らした私にはとても新鮮であり、また馴染めない要素でもありました。夜景がとてもきれいな場所でしたが、人工の光よりも自然の星の光が好きな私には刺激が強かったです。
もっと自由に気楽に過ごして幸せを感じたいという思いがありました。


 

Uターンのきっかけは「人とのつながり」





都市での生活で負担になったことは人間関係。
都市では近隣住民との人間関係が薄く、道ですれ違っても挨拶はない。お隣の人とも会話することは一度もなかったです。

その点では田舎暮らしでは挨拶するのは当たり前。人との繋がりや暖かみを感じる場所にいたいと思い、戻るきっかけにもなりました。
人とのつながりが希薄な都市での生活から抜け出したい人は温かいほっとできる田舎での生活がおすすめです。


 

仕事はフリーランスでWebライター





都市部からの地方移住で多くの人が失敗するのが仕事関係。
給与の面でマイナスになることや、就きたい仕事がないことも考えられます。

私の場合はフリーランスとしてWebライターをしています。そのため家で仕事が完結するため、出勤のストレスもなく気ままに仕事ができています。
働く月と少し休む月とあるので収入は安定していませんが、10万から20万円を月に稼ぐ生活です。

場所を選ばず仕事ができる人、スキルや資格を持っている人は移住後も仕事に苦労することは少ないでしょう。
 


山と海の二拠点生活





Uターンした丹波市は山に囲まれた場所です。お仕事自体は場所にとらわれることなくできるため、最近千葉県いすみ市にも住居を構え二拠点生活を始めました。
いすみ市はサーフィンで有名な海の街です。山での生活とは違い、海の開放感がたまりません。

アウトドア好きならもちろん、風景を楽しみたいという人でも山と海の町を住み分けるのはいいかもしれません。
ワーケーションの一環で始めたのですが、気分転換に海に行く生活ができるので仕事と休暇のバランスも取りやすく気に入っています。

 


地域での活動が多い田舎暮らし





田舎暮らしでは人との繋がりが多いという話をしました。繋がりがあればそれだけ地域での活動も増えます。
たとえば清掃活動や町内会など休日でも駆り出されることがあります。

自分たちのことは自分たちでする、という「自治」の考え方が強いです。そのため地域の祭りも盛大に行われます。

秋には神輿をかついで練り歩くお祭りが各所でなされ毎年盛り上がりを見せています。
小さい頃から参加していますが、地域のつながりが見られるのでとても好きなイベントです。


 

休日はキャンプや農業をしてリラックス





私の休日の過ごし方はとにかく自然に触れることです。山を切り開いたキャンプ場でバーベキューや焚き火をしたり、家の畑で農作物を育てたりして、自然を感じるリラックスタイムを取っています。

日頃パソコン仕事ばかりなので自然体験でデジタルデトックスをしてリフレッシュしています。


 

田舎暮らしで良かったこと





田舎暮らしで良かったことは①お金関係②人間関係③仕事関係の3つです。

 

①お金関係

田舎暮らしでは生活費を抑えることができます。
私の場合は実家暮らしなので家賃はほぼかかってないに等しいので何とも言えませんが、2拠点生活をしているいすみ市では3万円ほどです。

一人暮らしだと田舎では余分にお金がかかる傾向にあるのですが、家族での移住であれば一軒家でも古民家や中古物件であればとても安く抑えられます。
その他、物価も安いので生活コストも減らせます。野菜が安く、秋になると丹波地域では全国的にも有名な黒枝豆の収穫時期になるため、農家の方からおすそ分けをいただくこともあります。

 

②人間関係

先述したとおり、人間関係は良好でご近所付き合いができる人にとっては安心して生活できます。
家族以外にも親戚付き合いなど、狭く深い関係性が特徴です。そのため仕事でのつながりや趣味でのつながりでも広がりすぎないコミュニティの中で生活できます。

友達は少なく濃い関係がいいという人には田舎はぴったりです。

 

③仕事関係

職種が限られたり、大手の企業がないため収入が減ることは考えられます。
ですが、仕事も知り合いづてで貰えることがあります。

特にスキルや経験がある人、やる気がある人なら声をかけてもらいやすいです。私自身、大学での教育活動がきっかけで地元に帰ってからもお仕事ができています。
その他にもマルシェでの出店やサポートなど、仕事はいくらでも作り出せます。


 

田舎暮らしで困ったこと





電車 田舎暮らしで困ったことは、 ①車②遊び場③ボランティアの3つです。
 

①車

地方では必須といってもいいのが車です。
公共交通機関はあるものの本数が少なく、移動範囲も限られています。最寄り駅まで車で30分かかるということもよくある話で、車がないとそもそも遠出ができないのです。

地元に帰ってくるまでなくてもいいかなと思っていましたが、やはりないと圧倒的に不便でしたね。

 

②遊び場

娯楽が少ないのも地方あるあるです。
土地が広いため子供連れが遊べるような公園は多いのですが、若者が楽しめるような娯楽施設は多くはありません。
ショッピングや遊園地などは遠くへ出かけることが前提です。

 

③ボランティア

繋がりが強いために無償でのやりとりが多いのもデメリットの1つです。
信頼関係で成り立っているため断りにくいこともあるのでボランティアで清掃のサポートをしたりお手伝いに駆り出されることがあります。
とはいえ多くの人がボランティア精神が強いため、手伝ってと声を上げれば手を貸してくれる人が多いのも事実です。


 

これから移住をする方にアドバイス


これから移住をしようと考えている人に大切にしてほしいことは「目的を明確にする」ことです。

移住先でどんなことをしたいのか、どんな生活だと幸せを感じるのかを明確にすることが大切です。
私は「人とのつながりを大切にしたい」という目的でUターンをしました。

家族や近隣住人、同級生や仕事仲間など、自分が一緒にいたいと思う人といることに幸福を感じます。
人それぞれ幸せを感じることは異なりますし、移住の目的もそれによって変わってきます。

仕事のためか、家族との生活を重視するのか、教育に力を注ぎたいのか。
目的が明確であれば移住後も苦労することなく、田舎ライフを楽しめることでしょう。

目的を考える際には、今の自分の生活に何を足し算すればいいか、反対に引き算をすればいいか考えてみましょう。

そうすれば自ずと自分にぴったりの生活スタイルが見つかると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。 この記事が移住を検討するあなたのヒントになれば嬉しいです。